急性毒性
経口
【分類(lèi)根拠】 (1) が區(qū)分3、(2) が區(qū)分4であり、安全側(cè)の區(qū)分3とした。
【根拠データ】 (1) ラットのLD50:275 mg/kg (NTP TR527 (2005)、EFSA (2016)) (2) ラットのLD50:520 mg/kg (NTP TR527 (2005)、EFSA (2016))
経皮
【分類(lèi)根拠】 データ不足のため分類(lèi)できない。
吸入: ガス
【分類(lèi)根拠】 GHSの定義における固體であり、ガイダンスにおける分類(lèi)対象外に相當(dāng)し、區(qū)分に該當(dāng)しない。
吸入: 蒸気
【分類(lèi)根拠】 データ不足のため分類(lèi)できない。
吸入: 粉じん及びミスト
【分類(lèi)根拠】 データ不足のため分類(lèi)できない。
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
【分類(lèi)根拠】 データ不足のため分類(lèi)できない。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
【分類(lèi)根拠】 データ不足のため分類(lèi)できない。
呼吸器感作性
【分類(lèi)根拠】 データ不足のため分類(lèi)できない。
皮膚感作性
【分類(lèi)根拠】 データ不足のため分類(lèi)できない。
生殖細(xì)胞変異原性
【分類(lèi)根拠】 (1) よりいくつかのin vivo試験で陽(yáng)性の結(jié)果が得られていること、(3)、(4) より本物質(zhì)はin vivo変異原性と認(rèn)識(shí)されていること、(5) より本物質(zhì)は區(qū)分1Bに分類(lèi)されたマラカイトグリーンの代謝物であることから、區(qū)分2とした。
【根拠データ】 (1) in vivoではげっ歯類(lèi)の小核試験ではほとんど陰性であったが、最も高用量までばく露したマウス末梢血の小核試験で弱陽(yáng)性であった。また、トランスジェニック動(dòng)物のcII遺伝子突然変異試験では、ラットで陰性、マウスでは陽(yáng)性であった。さらに、肝臓DNA付加體試験ではマウスで陰性、ラットで陽(yáng)性であった。一方、トランスジェニック動(dòng)物 (ラット、マウス) の脾臓リンパ球HPRT試験では陰性であった (NTP TR527 (2005)、JECFA FAS61 (2009)、JECFA TRS 954 (2009)、EFSA (2016)、NTP DB (Access on May 2019)、食品安全委員會(huì) 動(dòng)物用醫(yī)薬品評(píng)価書(shū) (2005))。 (2) in vitroでは哺乳類(lèi)培養(yǎng)細(xì)胞のHPRT試験及び細(xì)菌の復(fù)帰突然変異試験で陰性である (NTP TR527 (2005)、JECFA FAS61 (2009)、JECFA TRS 954 (2009)、食品安全委員會(huì) 動(dòng)物用醫(yī)薬品評(píng)価書(shū) (2005))。 (3) 英國(guó)の変異原性諮問(wèn)委員會(huì)と発がん性委員會(huì)は、本物質(zhì)はin vivo 変異原性物質(zhì)と見(jiàn)なすべきと結(jié)論している (食品安全委員會(huì) 動(dòng)物用醫(yī)薬品評(píng)価書(shū) (2005))。 (4) EU CLP調(diào)和分類(lèi)では區(qū)分2 に分類(lèi)されている。 (5) 本物質(zhì)はマラカイトグリーン (CAS番號(hào) 569-64-2) の代謝物であり (食品安全委員會(huì) 動(dòng)物用醫(yī)薬品評(píng)価書(shū) (2005))、マラカイトグリーンについては、マウス精母細(xì)胞を用いたin vivo染色體異常試験で陽(yáng)性の結(jié)果が得られており (EFSA (2016))、本邦のGHS分類(lèi)では區(qū)分1Bとされた (2017年度GHS分類(lèi))。
発がん性
【分類(lèi)根拠】 (1) より既存分類(lèi)では區(qū)分2相當(dāng)であるが、EU CLP分類(lèi)であることから、(2)~(4) の動(dòng)物実験において発がん性が認(rèn)められていることと併せて、區(qū)分2とした。
【根拠データ】 (1) 國(guó)內(nèi)外の分類(lèi)機(jī)関による既存分類(lèi)では、EU CLPがCarc.2 (EU CLP分類(lèi) (Access on May 2019)) に分類(lèi)している。 (2) 雌雄ラットに本物質(zhì)を2年間混餌投與した発がん性試験において、雌雄に甲狀腺濾胞細(xì)胞腺腫と同腺がんの合計(jì)発生頻度のわずかな増加、雄に両側(cè)性精巣間細(xì)胞腺腫の発生の増加、雌に肝細(xì)胞腺腫のわずかな増加が認(rèn)められた。[曖昧な証拠 (equivocal evidence)] (NTP TR527 (2005)、食品安全委員會(huì) 動(dòng)物用醫(yī)薬品評(píng)価書(shū) (2005)、EFSA (2016)、JECFA FAS61 (2009))。 (3) 雌マウスに本物質(zhì)を2年間混餌投與した発がん性試験において、肝細(xì)胞腺腫と肝細(xì)胞がんの合計(jì)の発生頻度の増加が認(rèn)められた。 [ある程度の証拠 (some evidence)] (NTP TR527 (2005)、食品安全委員會(huì) 動(dòng)物用醫(yī)薬品評(píng)価書(shū) (2005)、EFSA (2016)、JECFA FAS61 (2009))。 (4) 食品安全委員會(huì)は本物質(zhì)のヒトにおける発がんリスクは明らかでないが、動(dòng)物試験結(jié)果から発がん性が示唆され、遺伝毒性を有することも否定できないとの見(jiàn)解を示した (食品安全委員會(huì) 動(dòng)物用醫(yī)薬品評(píng)価書(shū) (2005))。一方、EFSAのパネルは、マウスでは肝細(xì)胞腺腫の増加と肝細(xì)胞がんのわずかな増加、ラットでは乳腺がんの増加及び甲狀腺濾胞細(xì)胞の腺腫と同がんの合計(jì)頻度の増加がみられたとの解析に基づき、本物質(zhì)は発がん性を示す可能性があると結(jié)論した (EFSA (2016))。
生殖毒性
【分類(lèi)根拠】 (1) より、母動(dòng)物毒性がみられる用量で著床後胚損失増加がみられていることから區(qū)分2とした。
【根拠データ】 (1) 雌ラットの妊娠6~15日に強(qiáng)制経口投與した発生毒性試験において、母動(dòng)物毒性 (著しい體重減少、摂餌量減少) がみられる用量で胎児の骨格変異 (主な変異は胸椎椎體中心の二分骨化)、著床後胚損失増加、胎児重量減少、胎盤(pán)重量減少、內(nèi)臓異常 (腎盂拡張) が認(rèn)められている (EFSA (2016)、HSDB (Access on May 2019))。
特定標(biāo)的臓器毒性 (単回ばく露)
データ不足のため分類(lèi)できない。
特定標(biāo)的臓器毒性 (反復(fù)ばく露)
【分類(lèi)根拠】 (1)~(4) より、ラット、マウスへの経口投與により區(qū)分1の範(fàn)囲で甲狀腺、肝臓、區(qū)分2の範(fàn)囲で膀胱、血液系への影響がみられていることから、區(qū)分1 (甲狀腺、肝臓)、區(qū)分2 (膀胱、血液系) とした。
【根拠データ】 (1) 雄ラットに28日間混餌投與した結(jié)果、290 ppm (90日換算: 9 mg/kg/day、區(qū)分1の範(fàn)囲) 以上で肝臓重量増加、580 ppm (90日換算: 19 mg/kg/day、區(qū)分2の範(fàn)囲) 以上で體重増加抑制、肝細(xì)胞空胞化、1,160 ppm (90日換算: 36 mg/kg/day、區(qū)分2の範(fàn)囲) で體重の低値、ヘモグロビン、ヘマトクリット値、赤血球數(shù)の低値等の貧血傾向、γ-GT活性の増加がみられた (NTP TR527 (2005)、食品安全委員會(huì) 動(dòng)物用醫(yī)薬品評(píng)価書(shū) (2005)、EFSA (2016))。 (2) 雌マウスにを28日間混餌投與した結(jié)果、290 ppm (90日換算: 19 mg/kg/day、區(qū)分2の範(fàn)囲) 以上で肝臓重量増加、580 ppm (90日換算: 34 mg/kg/day、區(qū)分2の範(fàn)囲) 以上で體重増加抑制、1,160 ppm (90日換算: 68 mg/kg/day、區(qū)分2の範(fàn)囲) で體重の低値、膀胱の移行上皮細(xì)胞でアポトーシスがみられた (同上)。 (3) ラットに2年間混餌投與した結(jié)果、非腫瘍性病変として、91 ppm (雄: 5 mg/kg/day、雌: 6 mg/kg/day、區(qū)分1の範(fàn)囲) で肝臓好酸性細(xì)胞巣、肝臓嚢胞性変性、甲狀腺の濾胞性嚢胞が、272 ppm (17 mg/kg/day、區(qū)分2の範(fàn)囲) 以上で肝細(xì)胞空胞化がみられた (同上)。 (4) 雌マウスに2年間混餌投與した結(jié)果、非腫瘍性病変として、91 ppm (13 mg/kg/day、區(qū)分2の範(fàn)囲) で膀胱の移行上皮細(xì)胞における細(xì)胞質(zhì)內(nèi)封入體の増加がみられた (同上)。
【參考データ等】 (5) 本物質(zhì)の前駆物質(zhì)であるマラカイトグリーン (CAS番號(hào) 569-64-2) は、2017年度GHS分類(lèi)において區(qū)分1 (甲狀腺)、區(qū)分2 (血液系、肝臓) に分類(lèi)されている。
誤えん有害性*
【分類(lèi)根拠】 データ不足のため分類(lèi)できない。
* JIS Z7252の改訂により吸引性呼吸器有害性から項(xiàng)目名が変更となった。